USCPA(米国公認会計士)試験の難易度は?簡単と聞くけど本当?
2017/02/13
USCPAの勉強をしてみたいけど、どのくらい難しいの?自分でもちゃんと合格できるかしら?
そんな疑問を抱えているひとは決して少なくないはずです。
私も同じように、「試験の難しさ」がとても気になりました。実際にUSCPA(米国公認会計士)予備校に通うかどうか決める前に特に考えましたね。
だって、予備校に通うお金を払ったあとから、「やっぱり自分には難し過ぎた。合格できない」なんてことになりたくないですからね。
では、本当のところ、USCPA(米国公認会計士)試験はどのくらい難しいのでしょうか?もしくは、一部には簡単だと言う人もいますが、本当に簡単なのでしょうか?
実際にUSCPA試験に合格をした私が振り返って考えてみます。
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USCPA(米国公認会計士)試験の合格率は?
そもそもUSCPA試験の合格率はどのくらいなのでしょうか。
全世界を合わせての数字になりますが2015年の実績を科目ごとにAICPAが公表しています。
- AUD: 47%
- BEC: 56%
- FAR: 47%
- REG: 49%
だいたい50%前後になるわけです。思ったよりも良いですか?
これだけだとあまり判断できないので、日本の公認会計士の合格率と比較してみましょう。
金融庁が公表していますが、約10%です。おお、結構低いですね。
この二つのデータから判断すると、「USCPA試験は日本の公認会計士試験よりも簡単だ」ということは言えそうですね。
実際にUSCPAの勉強をして試験を受けた感想
とは言え、USCPA(米国公認会計士)試験も合格率が50%なので、2人に1人は合格できないのも事実ですね。
合格する人と合格できない人のなにが違うのでしょうか?
私はその差はどこまで試験の準備が整った状態で受験をしたか、ということに尽きると考えています。
USCPA試験自体は難しくない
ハッキリと言いましょう。
USCPA試験には特別な難しさはありません。
誤解のないように補足すると、コツコツと試験に向けて準備をしてきた受験生を裏切るような、試験の難しさはない、という意味です。
言い換えると、試験問題は常に過去問題と類似しています(試験制度が変わるときは除く)。東京大学の数学試験のように、誰も見たことないような独創的な問題が出ることはありません。
過去問題やUSCPA予備校が使っているような対策問題をしっかり理解して解いて準備をしていれば、本番の試験で急に難しく感じることはありません。
USCPA試験は準備に時間がかかるのは事実
受験勉強に時間がかかるのは事実です。
一般的には1,000時間かかると言われています。働きながら毎日2時間の勉強時間を確保すると週に14時間勉強できるので、約70週間かかる計算です。つまり、USCPAは1-2年かけて勉強する資格試験だということになります。
なぜそんなに時間がかかるのでしょうか?
試験(アウトプット)が英語なので、勉強(インプット)ももちろん英語でやる必要がありますね。まずここで日本人は余計に時間がかかります。英語でのインプットは効率が悪いので。
また、勉強する内容も、会計・税金・法務・監査など、専門的な分野なので、やっぱり理解するまでに時間がかかります。
でも、それって当然ですよね?新しいことを新しい言語で勉強するのだから。それがUSCPA(米国公認会計士)資格試験です。
ちなみにですが、私は約400時間で合格したので、このあたりはやはり個人差があります。それでも、なるべく短時間で合格するためのコツをこちらにまとめてあります。
(関連記事)USCPA(米国公認会計士)の効果的な勉強法と勉強時間の目安
まとめ
USCPA試験の準備には、1-2年(場合によってはそれ以上)の時間がかかります。
準備が楽な試験ではありません。
でも、そもそも新しい知識を身につけるためにUSCPAの勉強を始めるはずです。受験勉強にそれだけ時間がかかるということは、それだけ新しく広い知識をあなたが身につけようとしているという意味です。それが身についたら素晴らしい財産になりなすよね。
USCPA試験にはひっかけ問題の類はありません。コツコツと身につけた知識が役立つようにできています。その意味で準備に時間はかかりますが、試験自体は難しくない。
ぜひ、頑張ってください。
ちなみに、準備に時間がかかるとは言え、効率を無視して勉強することは推奨しません。働きながらの勉強であればなおさらです。
(関連記事)USCPA(米国公認会計士)の独学をおすすめしない理由
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決して金額の小さな投資ではないので、時間をかけて選ぶ価値は十分にありますよ。
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