USCPA(米国公認会計士)の効果的な勉強法と勉強時間の目安
2017/02/14
USCPA(米国公認会計士)試験に挑戦してみたいけれど、どのくらい時間がかかるのか?
これは働きながら資格を取ろうと思っている人にはとても気になる問題です。
私は4科目全てに一発合格することができましたが、やはり振り返ってみるともう少し効率よく勉強できたと思う部分があります。
これからUSCPA(米国公認会計士)の勉強をする人に少しでも参考になるように考えたことをまとめます。
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USCPA(米国公認会計士)全科目合格までの私の勉強時間と順番
USCPA(米国公認会計士)全科目合格までの道のり
まずはじめに私の勉強と受験の道のりを時系列にまとめます。
- 2013年3月にUSCPA予備校の通信教育に登録:
USCPA(米国公認会計士)試験のスクール・予備校の選び方 - 2013年7月に受験資格に必要な会計単位を追加取得:
USCPA(米国公認会計士)試験のために会計の追加単位を取得する方法 - 2014年1月にFARを受験し90点で合格。累計のFAR勉強時間は150時間:
FARの試験結果が出ました - 2014年2月にBECを受験し89点で合格。累計のBEC勉強時間は70時間:
BECの試験結果が出ました - 2015年1月にAUDを受験し81点で合格。累計のAUD勉強時間は80時間:
AUDの試験結果が出ました - 2015年2月にREGを受験し87点で合格。累計のREG勉強時間は100時間:
REGの試験結果が出ました
試験日を予約して集中力を高める
予備校に登録をしてから約2年間で4科目合格をすることができましたが、こうして振り返ってみるとかなり間が空いていましたね。
予備校に登録をしてからFARの受験まで10ヶ月も間が空いてしまったのは追加単位を取得したり学歴審査を受けたりと受験資格を満たすまでの事務手続きに時間がかかったことが一つの要因です。
そしてもう一つはなかなかお尻に火がつかずダラダラしてしまったということがあります。やはり早めに試験日の予約をしてしまったほうがやる気がでます。
FARとBECを取ってから、次のAUDとREGにいくまでの間も11ヶ月空いてしまいました。これは実はこの期間に結婚をしたので結婚式の準備を優先させたからです。新婚旅行から帰ってきて、試験日を予約してからは気持ちを切り替えて勉強に集中しました。
USCPA(米国公認会計士)試験勉強はとにかくアウトプットを繰り返すことが重要
USCPA(米国公認会計士)は合格までに1,000時間の勉強が必要なんて言われたりもします。
私はその半分以下の400時間で合格することができました。なかなか効率よく勉強できたなと考えています。
USCPA(米国公認会計士)試験に短時間で合格をするために私が心がけたのは、インプットよりもアウトプットを重視することでした。
インプットとアウトプットの違い
インプットというのは、授業の動画を見ながらテキストを読んで一緒に問題を解いていくことです。テキストの中身を覚えようと読み直したり、理解を深めようとして動画を見直すことも含まれます。
アウトプットというのは、練習問題や過去問題を実際に解いてみることです。
アウトプットをしてみてから学ぶことの方が大きい
一番最初に勉強をしたFARではかなりインプットを時間を使ってしまいました。財務会計の分野が中心なので、しっかりと仕訳を覚えようと何度もテキストや動画を見返すことに時間を使ってしまいました。
どの程度深く理解をすれば十分なのかの感覚が分からず、不安だったのでインプットに時間をかけて安心しようとしてしまっていました。
実際に過去問題を解いてみると、分かったつもりでも間違えてしまう問題がいくつもありました。それでも、解答を読むと間違った理由が納得できたし、一回間違えたものは印象に残りやすい。かつ、テキストで学んだ内容がこういう角度で問題として出てくるのか、という感覚がつきます。
過去問題を二周目で解いてみると、一回間違えたところの正答率が50%くらいになるのに気づきました。やっぱり覚えきれずに間違えちゃう部分が半分はあるけれど、しっかり頭に入ったものも半分ある、という感じ。
そして三周目で解くと、一周目に間違えた問題の正答率が80%くらいになる。四周目に間違った問題だけ解けばもうきっと本番の試験にも合格するレベルになっているはずです。
インプットは一回だけ、アウトプットを何回も繰り返す
間違いから学んだほうが頭に入りやすいですし、間違うことで自分の苦手な問題が分かるので、インプットに時間をかけるよりも、さっさと問題を解いてアウトプットすることをおすすめします。
インプットは一回だけというルールを決めるのがいいですね。動画を見ながらテキストを読むのは一回だけにして、どんどん先に進んでいく。ちょっと不安な部分があってもそのまま流して進めるのが良いです。
問題を解いてみて、解説を読んで、それでもどうしても理解できなかったら、そのトピックに絞って動画とテキストに戻るという形にしましょう。
私はFAR以外の3科目は全てこのスタイルで勉強時間を削減しながらも一発合格しました。
また、USCPA(米国公認会計士)の勉強を効率的にすすめるには、やはり専門の予備校の力を借りるのが一番です。独学はすすめません。
(関連記事)USCPA(米国公認会計士)の独学をおすすめしない理由
ちなみに、もしあなたが予備校に通うことを考えているのであれば、私のおすすめはアビタスの通信講座です。受験資格を満たすのに必要な追加単位の取得も一括で学費に含まれているので、他のスクールよりもお得ですし、なによりも圧倒的な合格実績があることが安心感につながります。
日本語でインプットをして英語でアウトプットをするという方式も、日本人にとって一番効率良くUSCPA試験を突破できるはずです。
無料セミナーに参加することで通信講座の雰囲気も分かりますし、長くつきあっていく講師を好きなれるかの判断を事前にすることも重要です。くわえて、あなたの学歴に基づいて受験に適した州を診断してもらえますし、受験資格を得るために必要な追加単位がどのくらいなのかも教えてもらえますので、気軽に相談してみてください。
ぜひ安い投資ではないので、慎重に考えて選んでください。
タイプ別 おすすめUSCPA予備校
とにかく効率的に合格したい人向け
USCPA合格実績ナンバーワンを誇る海外資格専門の予備校。効率重視のオリジナル教材を活用し、インプットは日本語、アウトプットは英語で行うハイブリッド形式が魅力です。満点狙いの網羅的な学習ではなく、あくまで合格点狙いで効率性を重視しており、働きながら勉強するには最適の予備校です。
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言わずと知れた国内資格予備校の最大手。米国公認会計士コースは2年間かけて日本語でじっくり基礎から学べるカリキュラムが組まれており、英語が得意でない人でも安心して始められます。合格までの効率性よりも、基礎からじっくり勉強をしたい人におすすめします。